
0~2歳 脳を育む おうちあそび図鑑
久保田競 (監修), 佐藤一彦 (監修), あらいぴろよ (イラスト)
楽しいコミュニケーションあそびで
あかちゃんの心とからだがすくすく育つ!
才能もぐんぐん伸びる!
この本は、親子で触れあいながら楽しめる、
赤ちゃんの発達にあわせた
心とからだを育てるあそびのネタ帳です。
特別なおもちゃや道具は必要ありません。
身近にあるアイテムだけでOK、
なのに育能につながるあそびとその理論を
日常のエピソードと絡めたイラストとともに
ていねいに、わかりやすく、たのしく解説しました。
あかちゃんと何しよう?
そんなときは、この本の「あそび」を
楽しんでください。
監修:久保田競先生より
赤ちゃんは、あそびながら、かしこくなります。
この時期に、目、耳、指や手を使い、たくさん歩き、走り、転がることで大きな前頭前野、つまりかしこい脳が育ちます。
見ること、聞くこと、つかむこと、味わうこと、匂いを嗅ぐこと、歩くこと、話すことなどをコントロールする部位は脳の別々の場所にあり、それぞれ育つ時期がまったく違います。脳のそれぞれの部位が活発に発達する時に、その発達にふさわしいあそびをすることで、前頭前野はどんどん育ちます。逆にその部位が働かない時期にどんなに働きかけても脳は育ちません。
それぞれの脳の部位が発達する時期に、それにふさわしい働きかけをすることでかしこい脳が育つのです。
何をしてあそぼうかな?と迷ったときは、この本を見ていっしょに遊んでみてください。できることからはじめ、少しずつむずかしいあそびにもチャレンジしましょう。この時、「できたね!」「すごいね!」と、しっかりとほめることを忘れないでください。できないことができるようになったら、しっかりとほめてあげることで、チャレンジする心、前向きな心や自信が育ちます。
0歳、1歳、2歳のこの時期、こどもたちは自分で自分の脳を育てることはできません。それはお父さんお母さんのつとめです。いっしょにあそびながら、かしこい脳と心を育ててください。